「医・癒・健・食」備えた健康増進施設
191 江東メディカルタワー(東京都江東区)
繁華街、オフィス街、商店街、住宅街と様々な“顔”を持つ東京・亀戸。JR亀戸駅東口から徒歩4分の場所に江東メディカルタワーが6月1日、グランドオープンした。健康的なライフスタイルにとって大切な「医」「癒」「健」「食」の視点から、総合健診センター、透析クリニック、スキンクリニック、メディカルフィットネス、日本料理店が入る複合型健康増進施設だ。
運営しているのは、千葉県四街道市に本拠を置く医療法人社団心和会(荒井宗房理事長)。同県成田市や柏市、八千代市に医療機関などを展開している。ゼネラルマネージャーの鈴木智之氏は「コンセプトは健康の価値を高めること。健康に対する意識や需要が高まっている中、検査に伴う痛みや無機質な空間など医療のネガティブなイメージを覆し、健康ニーズに幅広く応えるため、各分野のプロを集め、信頼されるサ−ビスを提供していきたい」と話す。
総合健診センターでは人間ドック、脳ドック、レディースドックの3つと、食事アップグレードプラン、リラクゼーションプラン、ホリスティックプラン、シンプルプランの4つを組み合わせることができる。大腸3D-CT検査やオープン型MRIなどの先進的な医療機器も導入しており、より快適にストレスなく健診を受けられる環境が整っている。
江東透析クリニックはプライバシーに配慮し43床のうち38床が個室。透析中はテレビで見放題の動画コンテンツを利用できる他、Wi-Fiによるインターネット利用環境も整備。安全な医療の提供に配慮しオンライン透析や集中管理監視システムを導入。江東スキンクリニックでは一般皮膚科(保険診療)と美容皮膚科(自由診療)が受診できる。プライバシーに配慮し両科のエリアは分かれている。
シンワメディカルフィットネスは医療法42条認定施設(疾病予防運動施設)。医学的根拠に基づく具体的な目標を設定したプログラムを提供している。また、年1回抗加齢ドックを無料で受けることができる。1階の日本料理店「温La BOMBANCE」はミシュラン星付きシェフ・岡元信氏がプロデュース。人間ドック受診者や透析患者を対象にしたメニューも提供している。
前出の鈴木氏は「地域の住民や企業はもとより、医療ツーリズムで訪日する外国人も呼び込みたい」と話す。
191_江東メディカルタワー
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