「日本の医療の未来を考える会」参加のお願い
2016年4月吉日 「日本の医療と医薬品等の未来を考える会」
時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。この度、「日本の医療の未来を考える会」(発起人代表:原田義昭衆議院議員・元厚生政務次官・元文部科学副大臣)を、立ち上げる運びとなりました。本会は、ご参加企業の皆様にとって、事業経営のために、あるいは医療政策等について、貴重な情報を得ることができる有意義な機会になるものと確信しております。 つきましては、ご多用中に誠に恐れ入りますが、御社におかれましても、是非とも本会にご参加を賜りますようお願い申し上げます。
「日本の医療の未来を考える会」とは
日本の医療技術は世界でもトップレベルの水準を誇っています。また、世界でも類を見ない「国民皆保険制度」により、国民の誰もが平等に高度医療の受診が可能であり、その点においても冠たる評価を受けています。 しかしながら、日本の医療環境を維持しているのは、医療制度だけではなく、日夜現場を支える医療従事者たちの献身的な貢献によるところも大きいことを忘れてはなりません。この医療制度の存続には、医療従事者たちの働きが必要不可欠であり、その下支えのもと、ようやく成立している部分もあると言わざるを得ません。
今後、日本は超高齢化社会に突入します。これまでのような医療従事者頼みだけでは、近い将来、この医療制度そのものが崩壊することは容易に想像できます。今こそ、日本の医療制度全体について、国民一人ひとりが身近な問題ととらえ、議論する必要があります。日本の医療の発展のために広く議論を尽くし、可能な限りの情報を発信して行きたいと考えます。
また、日本の医療界には、外国製医療機器導入に関するデバイスラグ、医薬品に関するドラッグラグなど、さまざまな問題点が散見されます。今後はこれらの問題についても大いに議論し、最善策を見つける努力をしなくてはなりません。海外の製薬企業、医療機器企業には「日本スルー」の傾向が生じています。大変残念なことです。 日本市場が閉鎖的であるがゆえに生じている問題です。許認可取得に時間と費用が無駄に消費されるため、販売先から除外されているのです。世界の先端医療が日本にだけ導入されない可能性を示唆するものであり、患者にとっても大変不幸なことであり、医療技術の衰退も免れません。
このような日本の医療界に散見される諸問題にスポットをあて、解決の道が開けることを目指し、『日本の医療の未来を考える会』を立ち上げ、広く情報発信を行ってまいります。
日本の医療の未来を考える会