第1回 日本の医療と医薬品等の未来を考える会(発起会)が4月27日に開催されました。
4月27日(水)17:00~19:00、衆議院第一議員会館大会議室にて「日本の医療と医薬品等の未来を考える会」発足式(第1回)を開催致しました。詳細は、月刊誌「集中」6月号にて事後報告記事を掲載致します。まず、当会主催者代表の尾尻佳津典より、開会挨拶(抜粋は以下に記載)を申し上げました。当会の趣旨のご説明をさせて頂き、参加メンバーの皆様へは自由闊達な議論を求めていること、国会議員団メンバーの先生には、是非とも国政に討論内容を届け、政策に反映して頂きたいと申し上げました。
次に医師・歯科医・薬剤師 メンバーを代表し、日本医師会の横倉義武会長よりご挨拶を頂きました。横倉先生は、日本医師会は時として、医療情報誌『集中』に厳しい記事を書かれていると前置きした後、「日本の医療を良くしていこうという思いは一緒である」と、本会で共に医療の諸問題について検討し、政策提言に生かしていくことを述べられました。さらに、衆議院議員の原田義明先生とは、修悠館広告の同級生でもあり、医療政策について意見を交換しているという秘話も披露されました。
続いて、当会の国会議員団会長を務める原田義明先生に、日本の医療の未来について高所大所からのご意見を頂戴致しました。そして、国会議員団メンバーの三ツ林裕紀先生、羽生田俊先生、島村大先生、末松信介先生、大隈和美先生をご紹介頂き、各先生方には本会における今後の抱負を述べて頂きました。
後半は、多摩大学大学院医療・介護ソリューション研究所教授の真野俊樹先生に「日本の医療の問題と提起」をテーマに、様々な問題点の整理と、今後、皆で解決策を考えていくべき問題についてご講演して頂きました。 会場を衆議院第一議員内多目的ホールに移し、原田先生の乾杯の音頭で始まった懇親会では、国会議員、医師、薬剤師、歯科医の先生方、メンバー企業の皆様が、自由に交流し活発に情報交換をする場となりました。
~主催者代表 尾尻佳津典 ご挨拶抜粋~
私は、日々、集中出版へ集まる膨大な医療情報に触れるにつれ、高齢化社会を迎えた日本の医療の未来に危機感を持つようになった。日本の医療レベルは世界のトップクラスにあるものの、医療現場は肉体的、精神的、経済的な疲弊が充満している。そんな三重苦にありながらも、国民に高度な医療を提供することが出来ているのは、厚生労働省の医療政策のお陰ではなく、医師、看護師、医療従事者の懇親的な働きによるものだ。
しかし、このような脆弱な医療基盤ではこれから本番を迎える高齢化社会に直面した時に、これまでの医療が崩壊することは明らかだ。医療崩壊が起これば我々は高度な医療を受ける機会を失い、末代まで禍根を残す。今、変えなくてはならない。高度な医療を末代まで受けることが出来ることを願って、「日本の医療と医薬品等の未来を考える会」を立ち上げた。
これまで、医療行政を厚生労働省に任せてきたわけだが、世論は決してそれらを高く評価委していない。例えば、患者の会の取材を行うと、厚生労働省の医療政策に不信感を持ち、その対応の遅さに絶望感を持っているのが現状だ。 当会は、日本の医療の諸問題について、様々な観点から、医療関係者や有識者と自由闊達な議論を行い、その内容を広く発信していく。ここで議論検討した内容を、当会の国会議員団の先生方は、是非とも国政に届けて頂き、政策に反映して頂きたい。
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