195 亀田京橋クリニック(東京都中央区)
「亀田クオリティー」のクリニック
亀田総合病院(千葉県鴨川市)などを経営する医療法人鉄蕉会は2013年、東京における拠点として、広い緑化空間を持つ「東京スクエアガーデン」の4階に亀田京橋クリニックを開院した。JR東京駅八重洲口から徒歩6分の地の利の良さから、東京のみならず首都圏のビジネスパーソンや外国人らが利用している。
同クリニックはこれまで、遠方から同病院にかかる患者の入院前の外来と退院後のフォローを担うとともに、同病院と同等の「亀田クオリティー」の医療を提供してきた。さらに機能を充実させるため、18年、6階に外来部門を移動・拡充し、4階は健診部門に特化した。
コンセプトとして①女性に優しいクリニック②医師が頼れる医師③企業の保健室の3つを掲げている。
外来部門の診療科は22科。婦人科の他、ウロギネ外来(骨盤臓器脱・女性尿もれ外来)、乳腺科、女性のためのこう門おつうじ外来など、女性患者対応の診療科を複数設けている。また、女性エリアには男性の目が気にならない女性専用待合室を備えている。この他、スポーツ医学科、めまい外来などの専門外来も備える。同クリニックでは同病院の部長クラスの医師達が外来を担当。患者に高度な検査や治療が必要となった場合、病院との共通の電子カルテにより、シームレスな医療連携を可能としている。また、16年にJCI(米国の国際的な医療認証機構)の認証を取得。「患者安全」「感染管理」「医療の質と改善」に取り組んでいる。
健診部門では、定期健康診断や標準コースの人間ドックをはじめ、女性特有の病気の早期発見を目的とした「いきいきレディースコース」や乳がんに特化した「乳がん検診」、日本人に多い疾患を中心に専門特化した質の高い検査を受診者のニーズに合わせてカスタマイズする「プラチナがんドック」などのコースも用意している。
クリニック内に18年に設けた「遠隔デジタル画像診断センター」では、臨床病理科と放射線科が一緒に診断できる環境を整備。確度が高く専門性の高い診断情報を使い、「病理・放射線科」として総合画像診断を行っている。また、ICT(情報通信技術)を活用し、同病院をはじめ長崎大学病院など国内や海外の大学・医療機関を結んだプラットフォームを構築。医師教育も含め、高品質で効率の良い新しい診断を目指している。
195_亀田京橋クリニック
LEAVE A REPLY