ロボット支援下手術の法的許認可から日本の医療行政の閉鎖性問題を考える
心臓の弁形成術のロボット支援下手術は、2018年4月にようやく保険収載された。今回講演していただいたニューハート・ワタナベ国際病院総長・理事長の渡邊剛氏は、05年からダ・ヴィンチによる心臓のロボット支援下手術を行っているし、09年にはロボット支援による心臓バイパス手術が高度医療に承認されている。ロボット支援による前立腺全摘術が12年、腎部分切除術が16年に保険収載されていることから考えても、ロボット支援下心臓手術の保険収載までの道のりは長かったと言えるだろう。海外の技術を日本の医療界に導入するのには、まだまだ障壁がある。5月22日の勉強会では、日本ロボット外科学会理事長も務める渡邊氏に、自らのこれまでの経験を紹介してもらいながら、ロボットやAI(人工知能)を活用するこれからの医療についても語っていただいた。
http://www.medical-confidential.com/wp-content/uploads/2019/07/iryounomirai_35.pdf
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