
労働安全衛生法改正で医系技官課長が学会を「強迫」
「医系技官がまた大暴れしているんです。ご存じですか」 妙に既視感のある情報提供があったのは、4月上旬のことだった。電話を寄越したのは医療政策に詳しい医師。通常国会で審議中の法改正をめぐり、現職課長と学会が対立している。課長は学会の意思表明を取り下げさせるため、恫喝まがいの手法まで用いているらしい。しかも、職権を超越した格好で、だ。. 折しも野田佳彦政権の停滞に乗じ、霞が関の増上慢ぶりが指摘
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2012年5月14日 12:30 | 医療政策・厚生労働省・政治
後期医療廃止で揺れる政権と動けぬ厚労
厚生労働省は社会保障と税の一体改革大綱に明記された「後期高齢者医療制度廃止法案の今国会提出」を断念する方向で調整に入った。原則として加入者を市町村の国民健康保険(国保)に戻し、国保を都道府県単位に広域化するとした同省案に財政負担を嫌う全国知事会が納得せず、議論がストップしているためだ。 消費税増税と社会保障改革をセットで進める一体改革関連法案が閣議決定された3月30日。小宮山洋子厚労相は閣議
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2012年5月 9日 10:30 | 医療政策・厚生労働省・政局・政治
インフルエンザ特措法に漂う立法と行政の「欠落」
事実上の治安立法といえるかもしれない。新型インフルエンザ等対策特別措置法案(以下、特措法案)が通常国会の舞台を静かに席巻している。〈国民の生命及び健康を保護し、並びに国民生活及び国民経済に及ぼす影響が最小となるようにすることを目的とする〉と第1条でうたってはいるものの、内実は中央省庁による統制強化にほかならない。 「きれいな法文。よくできています。ただ、裁量の幅は大きい。官僚の運用次第でどう
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2012年5月 1日 09:30 | 医師会・医療政策・厚生労働省・政治・行政
損税問題で医療界が「課税」求める運動展開へ
2015年に消費税率が10%に引き上げられても社会保険診療報酬の「非課税」が継続されると厚生労働省の唐澤剛審議官が発言したことに対し、医療界は反発、「課税」に向けた運動を展開する動きを見せている。 現在、患者が支払う医療費は非課税で、医療機関が医薬品や医療機器などを仕入れる際の消費税は「損税」となっている。課税にしてゼロ税率にすれば、仕入れなどに払った税は控除が可能になるため、医療界は課税を中心と
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2012年4月28日 18:39 | 中医協・医師会・医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院
資金消失招く「AIJの輪」に打つ手なし
厚生労働省が揺れている。投資顧問会社「AIJ投資顧問」の年金消失問題である。当初「メーンの所管省庁は金融庁」と様子見していたら、同社に運用を委託する企業年金84基金の大半が公的年金の厚生年金と縁が深い「厚生年金基金」と判明。さらに旧社会保険庁に在職した70歳代のOBの関与も明るみに出たためだ。資金を失った73基金は複数の中小同業者らで作る「総合型」で財政基盤が弱い。AIJの事例を「氷山の一角」
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2012年4月 4日 16:30 | 厚生労働省・政治・政治報道
基本法の精神に逆行する「がん対策」の惨状
またも岐路である。今度危機に瀕しているのはがん対策だ。がん対策基本法は5年ごとに、がん対策推進基本計画に検討を加え、必要があれば変更すると定めている。 12年はまさにその変更の年。3月1日、「がん対策推進協議会」(以下、協議会」は「がん対策推進基本計画(変更案)」(以下、第2期基本計画案)を小宮山洋子・厚生労働相に答申した。現在はパブリックコメントを募集している。今後、4~5月に厚労省内全部
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2012年4月 1日 20:20 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政
再び繰り返される医療イノベーション推進室長の「孤立」
日本発の革新的な医薬品・医療機器の創出を目指す政府の「医療イノベーション推進室」。しかし、初代室長の中村祐輔・東京大学医科学研究所教授は「官僚を相手に無力感」を感じて2011年末に辞任した。医療政策に詳しい民主党関係者によると、後任の松本洋一郎・東京大学副学長も政府・与党のサポートが足りず、「孤立している」という。再び室長が辞任する事態となれば、政府が掲げる医療イノベーションの推進もお題目に終わる
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2012年3月26日 18:31 | 医療・医療政策・政治
委員と行政の役割問う「厚生科学審検討部会」の到達点
長距離走者の孤独──終幕はそんな一節を想起させた。 「厚生科学審議会医薬品等制度改正検討部会」は1月24日、報告書『薬事法等制度改正についてのとりまとめ』を残し、昨年3月からの奔走を終えた。「卵巣がん体験者の会スマイリー」代表・片木美穂氏も「異色の委員」の肩書きから解放される。 「御用は嫌いなんです」 そう公言してはばからない。そ.んな片木氏が昨春、審議会委員に就任したことはそれだけで事件だった
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2012年3月16日 13:00 | 厚生労働省・政治
新年金法案提出を前に漂うしらけムード
新年金制度法案実現に必要な財源の試算公表をめぐって迷走した末、昨年3月に実施したものは公表した民主党だが、厚生労働省は戸惑いを隠せずにいる。政府は二転三転の末、来年を予定する「新年金法案の国会提出前に新試算を示すことにしたが、同省内には「やるだけムダ」としらけムードも漂う。 保険料に見合う所得比例年金を基本に、同年金の少ない人には全額税で賄う最低保障年金(満額月7万円)を支給するのが同党の新年金
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2012年3月12日 13:30 | 厚生労働省・政治
「一体改革・同時改定」が忌避する社会保障の核心
社会保障を体系的にとらえ直す好機。昨年から今年にかけての政治にはそんな機運もあった。社会保障と税の一体改革と診療・介護報酬の同時改定。本来求められた論点は何だったのか。社会は政治を通じてそこに達し得たのか。あらためて考える。 医療政策が迎えた「限界」 「医療政策は限界に来ている」.──田口空一郎・河北総合病院理事長政策室室長はそんな認識を持っている。現行制度のままではどんな政党でも政権運営に困
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2012年3月 7日 21:00 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政
理事長交代漏洩で鮮明化した「国がん」の岐路
「だから、公募じゃ駄目なんだ。本当に生きのいい人材なんてやってくるわけがないでしょう」 1月中旬の夕刻、その人物はまくし立てた。語ろうとしたのは極秘に進められていた人事について。 「がんセンター(国立がん研究センター、以下国がん)は迷走してます。嘉山先生の評判も良くない」 人事とは国がん次期理事長の公募による選考を指す。この人物は選.考委員の一人。ただ、この委員会は委員の総数や人員、開催日時など
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2012年3月 1日 09:45 | 厚生労働省・政治・政治報道
「仙谷時代」終焉で深度増す医療政策混沌
影が薄い。厚生労働省が醸し出す最近の印象だ。例えば、医学部新設をめぐる政界・医療界を巻き込んだ正念場。詳細は別稿をご覧いただきたいが、厚労、特に医系技官が積極的にかんだ形跡が見られない。もちろん、医学部新設が文部科学省の所管だから、ではないだろう。 折しも、昨年末から2012年度予算編成に加え、社会保障と税の一体改革や診療・介護報酬同時改定、内閣官房医療イノベーション推進室長交代と、医療政策の
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2012年2月 1日 09:40 | 医療政策・厚生労働省・政治
「医師不足」解消に向けて官民の思惑が錯綜
「医学部新設」をめぐる議論が新年を迎えていよいよ加熱している。文部科学省は新設の可否を含めた意見(パブリックコメント)の公募を1月15日で締め切った。ここでは今後、急速に高齢化が進む首都圏の千葉・神奈川・埼玉の3県と、被災地を中心に医学部新設に向けた地域の動きに目を凝らしてみる。医学部新設の議論は業界や地域ごとの「政治力」を浮き彫りにした。 創立者の遺志、同志社の「悲願」 『サンデ
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2012年2月 1日 09:35 | 医療政策・政治・行政
瀬戸際に立つLIが穿つ「岩盤」の硬さと脆さ ㊤
なぎだ。水面はどこまでも穏やかに見える。だが、海底の青さや深さはまだ計り知れない。 民主党政権が2010年6月に閣議決定し、12月に基本方針を打ち出した「新成長戦略」。「6つの戦略分野」として以下を掲げた。①グリーンイノベーションによる環境・エネルギー大国戦略②ライフイノベーション(以下、LI)による健康大国戦略③アジア経済戦略④観光立国・地域活性化戦略⑤科学・技術立国戦略⑥雇用・人材戦略&nb
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2011年12月14日 19:25 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政
【ウエルシア関東】イオン幹部も関わったインサイダー・株価操縦の疑念
ほかの大手ドラッグストアと同様、ウエルシア関東(さいたま市)も1956年に個人が創業した薬局としてスタートした。74年に株式会社に改組。90年代以降、ほかのドラッグストアとの合併を重ねて規模を拡大。2000年にはイオンと業務提携をし、01年にジャスダック上場、04年には東証2部上場を果たした。 08年には高田薬局(静岡市)との持ち株会社グローウェルホールディングス(東京・千代田区)を設立。「高
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2011年12月 4日 09:30 | 政治
診療報酬をめぐる攻防に国立大学病院も参戦
来年度の診療報酬改定をめぐり、関係団体の綱引きが本格化してきた。厚生労働省が11月2日に中央社会保険医療協議会(中医協)に報告した「医療経済実態調査」で、2010年度の医療機関の経営状況や医師の年収が前年度と比べおおむね改善していることが引き金になった。 前回(10年度)の診療報酬改定で10年ぶりにプラス改定になったことが改善につながったとみられるが、日本医師会(日医)は
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2011年11月12日 15:36 | 中医協・医師会・医療・厚生労働省・政治・病院
「プラマイゼロ」も困難な12年度同時改定
攻防激化。2012年度診療報酬改定を巡る駆け引きの現状だ。12年度は6年に1度訪れる、介護報酬との同時改定の年でもある。東日本大震災の復興に巨費を要する中、「ネットでプラスマイナスゼロに」が本音の厚生労働省。これに対し、社会保障費抑制になりふり構わない財務省は「厚労省シフト」の人事を敷く。本気でマイナス改定に踏み込む意向だ。 0.19%増──。小泉純一郎政権以降抑えられてきた診療報酬は、政権交代
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2011年11月 1日 09:30 | 中医協・医師会・医療・医療政策・厚生労働省・政治
偏見と無理解にさらされてきた「慢性疲労症候群」という難病
患者らの地道な活動によって、「慢性疲労症候群(CFS)」という難病に光が当たり始めた。 CFSは、日常生活を送ることが困難な強い疲労が少なくとも6カ月以上続き、微熱や関節痛、思考力の低下などの症状が伴う病気。原因は不明で、治療法はない。認知度が低いため、患者はうつ病などに誤診されたり、一見健康そうに見えるため詐病扱いされたりしている。また、重症になると寝たきりになったりす
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2011年10月26日 22:13 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治
野田内閣・党人事の「要点」と政策・政局の「焦点」
「財務主導」「滞貨一掃」──組閣や党役員人事を評する四字熟語。野田佳彦内閣が8月30日、発足した。政権の扇の要は目下のところ、輿石東幹事長。組閣・人事にも輿石氏の意向が反映された。財務省をはじめ霞が関の影もちらつく。 医療政策決定にはどんな影響があるのだろうか。注目すべきは大塚耕平・厚労副大臣と鈴木寛・文部科学副大臣がそれぞれ役職を外れた点である。大塚・鈴木両氏交代の背景
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2011年10月 1日 22:09 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治
中長期型支援が促進するポスト3・11地域医療の変容 ②
医療界の関心は2012年度診療報酬・介護報酬同時改定に向かいつつある。前回、10年改定は10年ぶりのプラス改定。政権交代がもたらした功績の一つだ。それを可能にしたのは、中央社会保険医療協議会(中医協)委員の人事だった。思い切った人事こそ政権が発し得るメッセージの一つだ。 ならば、である。中医協人事にも現在の世相を反映した意図を組み込めないのか。今、最大の政策課題とは言うまでもなく東日
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2011年10月 1日 20:42 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院
年金官僚の本音は「安定財源の確保」のみ
野田佳彦新政権の誕生に、厚生労働省年金局幹部の間から安堵の声が漏れている。民主党代表選挙で小沢一郎元代表が後ろ盾となりマニフェスト順守を強調した海江田万里前経済産業相が勝っていたら、現行年金制度の「手直し」にとどめ、同党マニフェストの看板政策「全額税による最低保障年金創設」を葬る──そんな思惑が揺らぐ恐れがあったためだ。とはいえ、財源はままならず、手直しの行方は見えない。 6月末に政府がまとめた
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2011年10月 1日 19:33 | 医療政策・厚生労働省・政治
中長期型支援が促進するポスト3・11地域医療の変容①
「東北だけでなく、地域は同じことですけど、国土の平均的な発展を図っていくにはどうしたらいいかということ。その一つが地方分権、地域主権です。本当に地方が自立できる制度にすること」 民主党元代表・小沢一郎氏の言葉。東日本大震災からの復旧・復興の過程で東北地方の姿をどうしていけばいいのか。7月28日、東京・平河町での記者会見で本誌の質問に応えた。岩手県奥州市を地元とする政治家の言葉にもう少し耳を傾けて
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2011年9月12日 14:55 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政
しがらみと脛に疵持つ厚労省政務三役
野田佳彦内閣の厚生労働省の政務三役が決まったが、難問が山積みする厚労行政への手腕は未知数だ。今回は医系議員が起用されなかった。 副大臣から昇格した小宮山洋子厚労相は元NHK解説委員。副大臣時代の担当は子育て支援や雇用政策で、医療に精通しているとは思えない。9月5日の記者会見でタバコ増税について発言したが、閣僚たちから反発されると、翌日には早くもトーンダウンした。 副大臣は牧義夫・衆院議員と辻泰弘
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2011年9月 9日 20:38 | 厚生労働省・政治
批判やまぬ子ども手当「見直し案」の行方
民主、自民、公明3党は8月4日、子ども手当を廃止し、来年度から自公政権時代の児童手当を復活・拡充することや、所得制限の基準について、保護者の額面年収を960万円程度とする案で合意した。菅直人首相の進退も絡み、見直しの行方は揺れに揺れていただけに厚生労働省もほっと一息ついている。しかし、子ども手当の廃止には政権を握る民主党内に強い批判が渦巻いており、同省にとって「夏休み気分には浸れない」(幹部)状
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2011年9月 7日 15:49 | 厚生労働省・政局・政治
濃霧垂れ込める「動物愛護管理法」改正の帰着点
〈動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない〉 「動物の愛護及び管理に関する法律」(以下、動愛法)の第2条、〈基本原則〉に記されている法文だ。この法律は1973年に議員立法によって制定され、99年に四半世紀以上たって初の改正をした。そ
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2011年9月 5日 20:15 | 医療政策・厚生労働省・政治・行政
「国循」が抱え込む撞着のあとさき㊦
「以前在籍した民間医療チェーンであのへんに新しく病院を造ったことがあります。すさまじかった。故人となった保守系大阪府議がリストを持ってきました。『設計〇〇社、セメント〇〇社......』と100社近い企業が名を連ねていたんです」 大阪で長く医療機関の事務方を務めた人物の言。「あのへん」とは吹田操車場跡界隈を指す。国立循環器病研究センター(大阪府吹田市)にこの地への移転問題が浮上している。噂が絶え
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2011年9月 1日 09:30 | 医療・医療政策・政治・病院・行政
医療を侵食する暴力団のシノギ
生体腎移植手術をめぐる臓器売買事件は、暴力団が医療の世界に入り込んでいる実態を浮き彫りにした。暴力団は医療者にどう近づいていったのか。 移植を受けた開業医の堀内利信容疑者を宇和島徳洲会病院で手術を受けるように勧めたのは、指定暴力団住吉会系組長の坂巻松男容疑者だった。堀内容疑者の場合、養父が経営していた医院と坂巻容疑者の組事務所が同じビルの中にあったため、坂巻容疑者とは約20年前から親交があったと
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2011年9月 1日 09:30 | 事件・医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・社会
「事故調民主党案」にすり寄る日医と厚労省の定見
帝京大学病院長・森田茂穂氏が2010年12月に逝去して8カ月。追悼シンポジウムが8月13日、東京・星陵会館で開催された。会場は医療者はもちろん、法曹やメディアなど、多彩な顔ぶれで埋め尽くされた。目を引いたのはタイトル。「医療刑事裁判における医学鑑定のあり方を問う~医師を裁くのは鑑定書~」。特に第2部、第3部では医療刑事裁判における医学鑑定や捜査弁護について、専門家の立場から実践的で有益な発表が相
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2011年9月 1日 09:30 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院
厚労省内で「ワンコイン」と呼ばれる「受診時定額負担」への懸念
社会保障と税の一体改革成案に盛り込まれた受診時定額負担制度の導入について、医療界や政界から批判が噴出している。中央社会保険医療協議会(中医協)では7月の総会で、各委員から否定的な意見が続出した。「一度導入されれば際限のない負担増につながりかねない」などと日本医師会や日本歯科医師会、東京歯科保険医協会などが反対を表明。また、民主党の「適切な医療費を考える議員連盟」の総会でも、「国民皆保険制度の根幹
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2011年8月26日 09:52 | 中医協・医師会・医療・医療政策・厚生労働省・政治・歯科・病院
和解金と復旧・復興で難航する財源論議
1.1兆円の財源確保に向け、政府が調整に動きだした。B型肝炎訴訟で原告団と和解の基本合意が成立したことで、今後5年間で和解金などの支出が必要となるためだ。腹案として、所得税の臨時増税が検討されている。 しかし、所得税は東日本大震災の復興財源にも想定されているほか、先月30日に一応の決着をみた「社会保障と税の一体改革」は消費税率を10%にアップすることを前提としている。菅直人首相の「退陣政局」が続
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2011年8月12日 14:18 | 厚生労働省・政治
ネット通販規制の大義名分揺るがす「対面販売」の形骸化
医薬品のネット販売に関し、いろいろな動きが出てきた。 大阪府は4月、改善命令に従わず、対面販売が義務付けられている医療用医薬品や第1類の一般用医薬品をネット販売していたとして、三牧ファミリー薬局を運営する光漢堂を枚方署に告発。大阪府警生活環境課と枚方署は5月、同社と三牧剛太郎代表を薬事法(改善命令)違反の容疑で書類送検した。2009年の改正薬事法施行後、医薬品のネット販売業者が書類送検されたのは
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2011年8月11日 16:53 | ケンコーコム・事件・医療・厚生労働省・政治・日本チェーンドラッグストア協会・社会・経済・薬剤師会
安全と成長置き去りに日赤「血液事業独占」の惨状 ㊤
「血液が不足しております」 全国の繁華街では今日も声を枯らしている人の姿があるはずだ。日本赤十字社の献血ルーム。東京なら、新宿や渋谷、有楽町といった駅の近くに設けられている。 東日本大震災では日赤の名の下に医療支援が繰り広げられた。これはまだ記憶に新しいところだ。いずれも、当たり前の光景に見える。だが、果たしてそうなのだろうか。院長個人に債務保証求める 「ここの医療に特殊性があるかといったら、何
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2011年8月 5日 09:45 | その他・テルモ・医療政策・医薬品メーカー・政治・日本赤十字社・経済
「公務災害」認定で表面化した厚労省の悪習と老朽
「公務災害申請をさせないということは嫌がらせのレベルを超えた基本的人権の侵害に当たる重大問題」―。厚生労働省医系技官の木村もりよ氏が6月22日、自由報道協会主催の記者会見に樫尾わかな弁護士と共に出席。冒頭のように発言した。厚労省は何をしたのか。厚労官僚実名批判のさきがけ 木村氏といえば、本誌読者には.あらためて説明の必要はあるまい。2009年3月、自著『厚生労働省崩壊』を上梓。現役の厚労官僚で
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2011年8月 1日 09:45 | 厚生労働省・政治
地域特性生かした復旧・復興で問われる医療の責務
福島県の被災地で伊達市や福島市、二本松市、相馬市らの基礎自治体が地力を示している。一方で「県」の中抜き化が進んだ。校庭の土壌入れ換えに始まり、市が独自に除染の作業を始めた。東日本大震災発生から3カ月以上が経過。復旧・復興における医療の役割も変化を続けている。まずは色濃くなった福島県における市町村間の取り組みの違いに目を向けてみる。市町村と県、国のすみ分け 例えば、7月14日、二本松市は内部被曝の
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2011年8月 1日 09:45 | 医療・医療政策・政治・病院・行政
「国循」が抱え込む撞着のあとさき ㊥
ウナギの寝床―。2010年4月の吹田市長選挙で4選目を目指した現職の阪口善雄氏は「私の決意」と題した公約集に〈国立循環器病研究センターのさらなる機能強化に向け、東部拠点への移転建替を支援します〉と明記している。 移転先と目された「東部拠点」とは、同市と摂津市にまたがる「吹田操車場跡地」。もともと貨物列車の中継地点として組成や入れ換えを行っていた土地柄。ぱっと見た印象は冒頭の一句に集約できる。 国
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2011年8月 1日 09:45 | 医療・医療政策・政治・病院・行政
公然化した「幹細胞採取」反対勢力の見識と実力
「フクシマ」が国際的に通用する固有名詞になって久しい。いまだ被害の全貌すら明らかになっていない東日本大震災。中でも東京電力福島第一原子力発電所事故は将来に向け深刻の度合いを深めている。 虎の門病院は3月29日、記者会見で「原発作業員のための自己末梢血幹細胞の事前採取・凍結保存」の体制を整えたと発表した。前日には国立がん研究センターも会見で同様の発表をしている。福島の終息のため、原発作業員が文字
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2011年8月 1日 09:45 | 医療・医療政策・政治・病院・行政
求められる「底上げ型」支援と被災地「復興」の背反
本当の意味での「共同」は個別性・具体性の中から生まれてくる。東日本大震災の発生から110日を経過し、「被災地」は変化の中で多様な色合いを強めている。 福島県を例に取ってみると、この間のストレートニュースにもそれは明らかだ。「福島市」「伊達市」「飯舘村」といった基礎自治体が主語になった記事が目立つ。発災直後から支配的だった県の「専制」は急速.に弱まっている印象がある。国と県、市町村の役割が明確に
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2011年7月15日 09:40 | 医師会・医療・医療政策・政治・行政
「当事者」なき政権下で進む医療制度審議の内実
菅直人首相の退陣をめぐって政局が混迷を深める中、政府は2012年度予算編成をにらみ、多くの懸案処理に追われている。医療分野も例外ではない。 いったん決まってしまえば、少なくともこの先数年は動かせない基本的な枠組み作りが「審議会」「検討会」の俎上にある。 「当事者」性を欠いた政権の下であっても粛々と進んでいく。薬事法改正の議論はどう進むのか その中の一つが「厚生科学審議会医薬品等制度改正検討部会」
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2011年7月 8日 10:40 | 医療政策・政治・行政
「推進力がた落ち」の政権に幹部が恨み節
「この政権、もうめちゃくちゃだ。地道に汗をかくのが嫌になりますな」 6月2日、首相官邸であった政府の社会保障改革に関する集中検討会議が終わった後、厚生労働省幹部は周囲に不満をぶちまけた。この日、2月から議論してきた社会保障改革案をまとめた同会議。議長の菅直人首相は会議に先立って、民主党代議士会で突如退陣の意向を示した。 会議では、片山善博総務相が「自治体に財源がいかない。地方軽視だ」と改革案に不
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2011年7月 1日 09:40 | 厚生労働省・政治
「被曝」情報が投影した専門家と官庁の権威変容
バトンは再び、国民に手渡された―。3月11日、東京電力福島第一原子力発電所で発生した原子力事故以来、情報の錯綜が続く。メディアには幾多の「専門家」が登場し、自説を開陳。「絶対安全」から「チェルノブイリ原発事故以上の大惨事」まで、評価は大きく割れた。 「御用学者にもならないし、エキセントリックにもならない。科学的な議論をしたい。勝ち負けを競うディベートにはしません。エビデンスは一つ。放射線障害はあ
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2011年7月 1日 09:40 | 医療・医療政策・政治・病院・行政
「国循」が抱え込む撞着のあとさき㊤
そこは長らく「国循」と呼び慣わされてきた。国立循環器病研究センター(理事長:橋本信夫氏/所在地:大阪府吹田市藤白台)。6つある国立高度専門医療研究センター(ナショナルセンター、NC)の一つだ。 その国循で独法化と同時に就任した理事2人が任期半ばで解任された。大阪大学大学院医学系研究科外科学講座心臓血管外科学教授の澤芳樹氏と淀川キリスト教病院事業統括本部本部長の福島公明氏。 現役の国立大学教授と病
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2011年7月 1日 09:40 | 医療・医療政策・政治・病院・行政
震災で厚労省の一体改革案は「みんな夢」
厚生労働省にとっては苦い再スタートとなった。東日本大震災で中断していた社会保障と税の一体改革に関する政府の集中検討会議(議長・菅直人首相)。先月、議論を再開した。一体改革に乗じ、社会保障の充実をもくろんでいた厚労省だが、事はそう簡単ではない。震災の復興費が16兆25兆円と試算され、議論の流れは「給付費抑制」へと向かっているためだ。 「真に守り、実現すべき社会保障像を骨太に示し、給付の重点化・選択
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2011年6月 3日 09:53 | 厚生労働省・政治
東北再生の鍵握る「農業復興」に曙光見えず
3月11日午後2時46分、マグニチュード9.0という観測史上最大規模の東日本大地震が起こった。その後、広範囲に襲来した津波は、甚大な人的・物的被害をもたらしただけではなく、日本の穀倉地帯であり食料供給基地である東北の農業をも"怒濤"に巻き込んだ。地震と津波という未曾有の大天災で、今後の東北の農業はどうなっていくのだろうか。 東北地方を代表する農産物は米だ。全国的に見ても、2010年産の水陸稲の約
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2011年6月 1日 10:00 | 政治・行政
「傍観」「放置」続ける行政が苦闘強いる支援の最前線
誰もがテレビの前で言葉を失った。3月11日、宮城・岩手・福島の3県を襲った津波と地震の映像。その瞬間、何かが変わった。被災地のどこかに妊婦がいる 宗祥子・東京都助産師会(TMA)専務理事も多くの人々と同じようにテレビ画面に見入っていた。がれきに覆われた被災地の惨状。 「どこかに妊婦がいるはず」 ふと、そんな思いにとらわれた。せめて暖かい環境を提供したい。この思いからすべてが始まった。 TMA代表
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2011年6月 1日 10:00 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政
自立・分散・協調のポスト「3・11」体制構築を阻む壁
「Life goes on」。それでも人生(生活)は続いていく。東日本大震災という文字通り歴史に残る出来事を通過しながら、この国、この社会はいかに生まれ変われるのか。震災以前から続いてきた医学部新設の動きを軸に見ていこう。 本誌がすでに指摘している通り、年来の課題と解決のベクトルに大きな変更はない。震災を踏まえ医療をはじめ社会保障制度を柱に「効率.至上主義」からの脱却を図る。成熟国家として製造
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2011年6月 1日 10:00 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政
診療・介護報酬「改定見送り」論議で医療界が大揺れ
2012年度の診療報酬・介護報酬の同時改定をめぐり、医療界が揺れている。発端は、日本医師会(日医)の執行部が4月24日の代議員会で、同時改定を見送るべきとの考えを表明したこと。東日本大震災の被災地の医療再生を優先させるべきとの理由だ。 これに対して、四病院団体協議会(四病協)は構成団体によって意見が分かれた。日本病院会(日病)、全日本病院協会(全日病)、日本医療法人協会(医法協)、日本精神科病院
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2011年5月30日 15:09 | 中医協・医師会・医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院
黒岩知事が武田・湘南研究所問題で住民参加の必要性を示唆
心配される要素をどう打ち消すかが大事 「ご懸念されることも当然ある。そういう気持ちを踏まえながら、今後もしっかり見ていきたい」──4月10日投開票の神奈川県知事選挙で170万票を超える支持を集め、初当選を果たした黒岩祐治氏。25日には初登庁し、公務に着手した。 選挙戦を通じ、「神奈川ビジョン」として「いのち輝くマグネット神奈川」の実現を訴えた。〈いのちを守る日本一の医療体制〉〈日本の医療を神奈川か
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2011年5月11日 11:34 | 医薬品メーカー・政治・武田薬品工業・経済・行政
被災地支援担う医療現場と禍根もたらす厚労省
「官僚を使い切れぬ政治家が悪い」「政府が情報統制できていない」―3月11日以後、東日本大震災をめぐってさまざまな声があった。明確なのは、官によらず民が動いた事例が成功を収めたことだ。ネット型が震災対応を主導 言い方を変えれば、インターネットが媒介する地下茎の連鎖がピラミッド型の上意下達構造を圧倒した。ネットは米軍が戦争に備えてつくったシステム。有史以来まれな難局で真価を発揮したともいえる。 「医
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2011年5月 2日 17:21 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政
「鴨川モデル」が構築する新たな地域共同体
花冷えの朝、読点は着実に打たれた。終止符はまだ見えない。 東日本大震災から1カ月後の4月10日朝8時半、千葉県鴨川市の「かんぽの宿鴨川」。玄関付近には大型バスが止まっていた。この日と翌日、亀田総合病院を中心に「オール鴨川」で受け入れた福島県いわき市の介護老人保健施設「小名浜ときわ苑」の入所者122人と職員70人が地元へ帰るのだ。施設の応急修理が終わり、水道も復旧している。鴨川市長も認めた「民の力
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2011年5月 2日 17:02 | 医療・医療政策・厚生労働省・政治・病院・行政
震災対策で広がる社会保障費削減の懸念
大幅なずれ込みは避けられそうもない。4月に社会保障の将来像、6月に消費税増税などの税制改革案を打ち出す予定の政府の「税と社会保障の一体改革」。東日本大震災の影響で風向きが変わってきた。野党から一本づりされた担当大臣、与謝野馨・経済財政担当相は遅らせまいと必死だが、厚生労働省内には「4月のとりまとめはとても無理」(幹部)とあきらめムードも広がる。 3月26日午後。一体改革を具体化する「集中検討会議
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2011年5月 2日 16:56 | 厚生労働省・政治