
浜六郎の臨床副作用ノート~アリスキレンALTITUDE試験中止の原因~
はじめに ノバルティスファーマがアリスキレン(ラジレス)の長期臨床試験(ALTITUDE)における第7回の中間データをレビューした結果、標準降圧療法への上乗せによる利益が得られる可能性が低く、害が多いことが判明した。独立データモニタリング委員会(DMC=試験監督者)の勧告に従い、2011年12月20日、試験中止を決定した。害については、ラジレス上乗せ群で試験開始後、18~24カ月から非致死性脳卒
詳しく見る
2012年4月16日 20:00 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~睡眠剤離脱性カタトニア-悪性症候群~
はじめに カタトニア悪性症候群は制吐剤や統合失調症に用いられる神経遮断剤により生じるが、抗パーキンソン剤の中断によっても生じ得る。 一方、超短時間作用型睡眠剤であるトリアゾラムの添付文書には、「過量投与」で悪性症候群が生じ得ることが記載されているものの、それが離脱症状として生じることが明瞭には記載されていない。しかし、処置の項には、通常の過量使用時の処置(フルマゼニル)とは別に記載されており、当
詳しく見る
2012年3月21日 19:30 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~ノイラミニダーゼ阻害剤による免疫抑制~
はじめに 今回はノイラミニダーゼ阻害剤の免疫抑制について述べる。ノイラミニダーゼ阻害剤による免疫抑制作用は、見かけ上症状の改善をもたらし、効果の評価・解釈にも影響するので重要である。コクラン共同計画のノイラミニダーゼ阻害剤評価チームの一員として検討中に筆者が気付いたこの事実は極めて重要である。ぜひ注目していただきたい。 問題に気付く発端は予防の臨床試験 インフルエンザ予防を目的とし
詳しく見る
2012年2月17日 09:30 | 浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~タミフルによる突然死:疫学的証拠~
浜 六郎 NPONPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表はじめに 2009A/H1N1インフルエンザ(09Aインフルエンザ」)の流行以来、タミフルなど抗インフルエンザウイルス剤(以下、抗ウイルス剤)の使用を世界保健機関(WHO)や各国当局は推奨している。 一方、筆者は05年に、タミフル使用後の突然死と異常行動からの事故死を報告している。それ以来、タミフルと突然死や異常行動との因果関係
詳しく見る
2012年1月16日 18:25 | 浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~薬剤性腎障害~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 腎臓は、水様性薬物の排泄器官であり、さまざまな機序で薬剤による毒性の標的となる。腎毒性の多くは用量依存的であり、初期に気付けば可逆的であることが多いので、腎不全は、基本的には回避可能である。しかし、気付かずに継続されると、腎機能の悪化に伴って排泄が障害される結果、血中濃度が上昇し、さらに腎毒性が高まり不可逆的となり得る。従って、防
詳しく見る
2011年12月16日 18:49 | 浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~立位かん腸による穿孔・溶血・腎不全~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 かん腸は、看護師により日常的に行われる医療行為である。直腸穿孔から敗血症・多臓器不全、あるいは血中に移行し溶血により急性腎不全で死亡し得る。訴訟に至っている例もみられる。立位によるグリセリンかん腸の危険の程度と、穿孔ではむしろ肛門出血が少ないことが特徴といえる点について、焦点を当てて考えてみたい。氷山の一角 立位かん腸の危険性が指摘
詳しく見る
2011年11月16日 17:30 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~ビスホスホネート:非定型大腿骨骨折~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 骨粗鬆しょう症は減少しているが、「増えている」とのキャンペーンがあり、ビスホスホネートの使用が増加した。2007年には約200万人、08年には約250万人に処方されたとされる。09年におけるビスホスホネート製剤の販売額(出荷額)は上位4製品(ボナロン、フォサマック、ベネット、アクトネル)で640億円、薬価基準では800億円程度になる
詳しく見る
2011年10月18日 19:15 | 浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~オマリズマブ:アナフィラキシー~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 オマリズマブ(ゾレア、ノバルティス)は日本では2009年1月に承認された。同年3月から薬価収載され、販売が開始された。日本での適応症は「気管支喘息」である(ただし、既存治療によっても喘息症状をコントロールできない難治の患者に限る)。フランスでは「抗IgE抗体陽性で、コントロール不良の重篤な喘息患者に対する既存の喘息治療に追加使用する
詳しく見る
2011年9月27日 11:34 | 浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~ イレッサの害は益を上回る ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 イレッサ(一般名ゲフィチニブ)による薬害裁判「薬害イレッサ訴訟」で、大阪地裁は2011年2月25日、アストラゼネカ社(以下ア社)に対して責任を一部認める判決を下し、国への請求は全面的に棄却した。3月23日、東京地方裁判所は国およびア社の責任を認める判決を言い渡した。原告らは「大阪地裁の判決は1月7日の和解勧告と比較しても後退した判決
詳しく見る
2011年8月19日 09:30 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~ アクトスと心不全・骨折・膀胱がん ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 ドイツ保健省は2010年11月、ピオグリタゾン(アクトス:武田薬品)や同系統のグリタゾン剤であるRosiglitazone(Avandia)を、保険で支払う医療費の償還対象から外す決定をした。 11年6月9日、フランスで新規患者への処方を禁止する決定がなされ、ドイツでも同様の決定がなされるに至った。 先のドイツでの保険償還対象外措置
詳しく見る
2011年7月19日 14:46 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~日脳・インフルワクチンは安全? ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 ワクチンを用いて流行を抑えることで、感染症による死亡や後遺障害を減らすことが、ワクチン使用の目的である。 仮に、対象とする感染症による死亡や後遺障害が減少し、ワクチン接種をすることによる死亡や後遺障害が、感染症による死亡や後遺障害を上回ることになれば、ワクチンを公衆衛生上の施策として多数に接種する意味はなくなる。 そのような観点で議
詳しく見る
2011年6月10日 13:22 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~災害時の薬物療法と副作用 ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 東北関東地方を3月11日に襲ったマグニチュード9.0の巨大地震では、死者・行方不明者は合計1万人以上、40万人を超える人が避難生活を余儀なくされている(3月18日現在)。水道、電気、ガスなどのライフライン、食糧や衣類の不足に加え、医薬品の不足が問題となっている。 治療に必須の薬剤と急を要しない薬剤、中止してはならない薬剤と中止可能な
詳しく見る
2011年4月12日 10:00 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~発がん(6) ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表発がんとその抑制機能 細胞が分裂し、同じ遺伝子のものを複製して新しい細胞ができ、老化した細胞はアポトーシスする。放射線や紫外線、化学物質、ウイルスなど種々の物質が、遺伝子を変異させ、細胞回転のさまざまな段階で回転を異常促進、あるいは異常抑制させる。一方、人の体には遺伝子変異を修復する機能や、修復不能遺伝子を持つ細胞をアポトーシスさせる
詳しく見る
2011年2月16日 10:22 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~発がん(5) ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表はじめに インスリンは1型糖尿病だけでなく、インスリンの分泌が低下した2型糖尿病患者にも必須の医薬品である。必須薬剤中の必須薬で、一部の例外を除いて一生必要となる。従って、その薬剤の安全性は極めて重要だ。日本で糖尿病患者の死因の1位が悪性腫瘍であり、発がん性の有無はとりわけ重大である。 2009年9月のDiabetologia(欧州糖
詳しく見る
2011年1月14日 10:28 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~発がん(4) ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 フッ化物は、いまや大部分の歯磨き剤に含まれている。水道水へのフッ素添加は、2000年ごろに一時検討課題に上った後、最近ではあまり話題になっていない。しかし、21世紀における国民健康づくり運動(00年に厚生労働省が開始した第3次国民健康づくり運動。健康日本21)でフッ化物歯面塗布やフッ化物配合歯磨剤、フッ化物洗口が推奨された。03年1
詳しく見る
2010年11月 1日 10:00 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~発がん(3) ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 タクロリムスやレフルノミドなど免疫抑制剤、エタネルセプトなどTNF-α阻害剤、IL6阻害剤は、重症難治性のリウマチ患者の治療に用いられている。しかしながら、強力な免疫抑制作用・抗炎症作用は、発がんおよび感染症の害につながる1,2)。効果面の情報が多く害が忘れられがちだが、実際の診療においては、両者のバランスを考慮し重症患者に限定した
詳しく見る
2010年10月 1日 10:51 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~薬剤性の発がん・感染症増加~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 今月は、日本で今や降圧剤市場の半分以上を占めているアンジオテンシン受容体拮抗剤(ARB)による発がん1, 2)、および敗血症の増加2, 3)、というホットな話題を取り上げる。Sipahi報告の結果 アンジオテンシンIIの受容体が、細胞増殖、血管新生、腫瘍増大の制御に関与しているとの結果があることからメタ解析が実施され、2010年7月
詳しく見る
2010年9月 1日 10:00 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~薬剤性筋肉障害~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表筋肉障害の起こる理由 筋肉障害も機能的障害と、器質的傷害に分けられる。が、機能障害も重症化すると不可逆的で器質傷害を生じ得る。そこで、両者を区別することなく、薬剤性筋傷害を、教科書1-3)等を参考に分類し直してみた。 ①神経障害に続発する筋肉障害(けいれんの多く)②神経・筋接合部障害(筋無力症)③筋肉の興奮性に影響する物質(Na、K、
詳しく見る
2010年8月 2日 11:45 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~神経障害(5)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 薬剤性神経障害を分類し、発症機序を考察する1)。薬剤性神経障害の分類 神経系は人の精神活動と肉体活動を正常に保つために極めて複雑な営みを司っている。ヒトゲノムをコードする3万5000種類の遺伝子のうちの約3分の1が神経系に関係すること2)から、その重要性がうなずける。一般神経疾患の教科書的分類2)、薬剤性神経障害に関する成書3-5)
詳しく見る
2010年7月 1日 16:09 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~神経障害(4) ~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 前回までに(神経障害とは別に述べたことを含め)、脳症やせん妄、けいれん、依存、錐体外路症状など、薬剤性中枢性機能障害について述べてきた。今回は、中枢性器質障害、末梢神経障害について述べる。 中枢性器質障害 薬剤との関連が指摘されているのは、運動ニューロン疾患の筋萎縮性側索硬化症(ALS)様病態、脱髄性障害である多発性硬化症(MS)
詳しく見る
2010年6月 1日 14:49 | 浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~発がん(1)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 神経障害の途中だが、今回はトピックとして、タクロリムス外用剤「プロトピック軟膏」の発がんを取り上げる。 タクロリムスと発がんの危険性 プロトピック軟膏の発がんについて、私は2003年から強く指摘してきた。きっかけは、03年5月に小児用製剤(0.03%)の承認が予定されていたことを知ったことだ。 タクロリムスは、カルシニューリン阻害
詳しく見る
2010年5月 6日 21:32 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~神経障害(3)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 薬剤性神経障害のうち、痙攣、せん妄、脳症を生じ得る薬剤については、先のシリーズで述べてきた。依存や耐性、逆耐性(感作)、離脱症状(禁断症状)、耽溺(addiction)は、医師と患者の双方にとって重大な事態を引き起こし得る(1)。これらの問題について今回は述べる。 用語についての整理 物質(substance):薬剤や乱用物質など
詳しく見る
2010年4月 2日 19:29 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~神経障害(2)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 ジストニア(筋緊張異常反応)、アカシジア(静座不能症)、パーキンソン症状、遅発性ジスキネジアが錐体外路症状として一般的だが、私はカタトニアや悪性症候群を、錐体外路症状として扱っている(1)。悪性症候群はカタトニアやパーキンソン症状に伴う筋強剛を経て、これらが増悪した病態と考えられ、悪性症候群予防のために重要と考えるからである。 【
詳しく見る
2010年3月 1日 19:53 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~神経障害(1)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 日本で1万人以上の認定被害者を出した神経障害SMONの原因がキノホルムと公式に認識され、市場から回収された1970年以降も関連を否定する意見は根強かった。 薬剤性の神経障害のうち新しいところで、コレステロール低下剤による神経障害をまず取り上げる。 【症例】(1)-(3) 神経障害発症時35歳の男性(Aさん)。身長178cm、体重8
詳しく見る
2010年2月 1日 11:50 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~薬剤による肺傷害・障害(4)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 一見無関係にみえる病気が、実は薬剤の副作用による害であることがしばしばある。その典型例が、薬剤性悪性症候群に合併した肺炎だ。今回は、死因が肺炎であり副作用死として認定されなかったが、筆者の意見書により副作用死と認定された、悪性症候群に伴う肺炎による死亡について述べる。 症例 Aさんは、60歳で定年退職し、2年後から軽いうつ症状で受
詳しく見る
2010年1月 6日 10:05 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~薬剤による肺傷害・障害(3)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 2回にわたり薬理学的性質が関係した急性呼吸窮迫症候群(ARDS)、非心原性肺水腫、肺高血圧症などを起こし得る薬剤として、ゲフィチニブなどEGFR阻害剤、非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)、オセルタミビル(タミフル)など中枢抑制剤、止血剤の使用や抗凝固作用のある薬剤の中断による肺傷害・障害について述べてきた。今回はアレルギー・免疫
詳しく見る
2009年12月 1日 11:30 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~薬剤による肺傷害・障害(2)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 前回は、薬剤による肺傷害・障害のうち、薬理学的性質が関係し急性呼吸窮迫症候群(ARDS)などを起こし得る薬剤として、ゲフィチニブなどの上皮成長因子受容体(EGFR)阻害剤、非ステロイド抗炎症剤(NSAIDs)について論じた。いずれもⅡ型肺胞上皮細胞(Ⅱ型細胞)の傷害・障害からサーファクタント産生低下機能→肺虚脱→呼吸機能低下による
詳しく見る
2009年11月 2日 12:15 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート ~薬剤による肺傷害・障害(1)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 09Aインフルエンザ(注)は、例年の季節性インフルエンザに比較して重症肺炎が多く、高齢者より若い層の死亡が多いことが米国やメキシコから報告され、日本でもそれが一般的であるかのように報じられている1)。この「重症肺炎」の本態は、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)であり、基本的には非細菌性である。脳にウイルスは検出されず高サイトカイン血症
詳しく見る
2009年10月 2日 17:35 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート
浜六郎の臨床副作用ノート~薬剤によるせん妄(4)~
浜 六郎 NPO法人 医薬ビジランスセンター(薬のチェック)代表 はじめに 薬剤によるせん妄が事件になる例が日本でも相次いでおり、ようやくマスメディアで取り上げられるようになった。今回は、パロキセチン(パキシル)など選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)による「せん妄」に伴いagitation(激越/焦燥)や攻撃性、衝動性が暴力事件につながったと考えられる例についてみてみたい。 【症例1】1
詳しく見る
2009年9月 1日 00:00 | 医療・浜六郎の臨床副作用ノート