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日医会長選で原中陣営「瑕疵なき故の圧勝」を予測

  任期満了に伴い4月1日に行われる日本医師会(日医)の次期会長選挙は、三つ巴となりそうだ。原中勝征会長は2月15日、都内のホテルで記者会見し、再選を目指して立候補を表明した。すでに森洋一・京都府医師会会長が11日に立候補を表明し、元福岡県医師会会長の横倉義武・日医副会長も17日に記者会見し立候補を表明する予定だ。
 2010年の前回会長選では、政権交代後の日医の政治的な立場が争点になり、民主党を支持した原中氏が3氏を破り初当選。森氏は前回会長選に続き2回目の挑戦。横倉氏は前回会長選では森氏を支持。正副会長の対決で執行部は分裂選挙に突入する。
   原中氏は1期目の2年間の実績として、東日本大震災の被災地での医療活動、政府の「防災対策推進検討会議」の委員就任、診療報酬の2回連続のプラス改定、受診時定額負担の  導入阻止、損税問題検討組織の中医協内への設置を約束させたことなどを挙げた。
   しかし、被災地での医療活動は医療界全体による活動だ。受診時定額負担の導入阻止には、民主党議員や病院団体なども反対した。2012年度の診療報酬改定では日医は当初、改定先送りを表明していた。実績として挙げるには、インパクトが弱い。
  それにもかかわらず、原中選対の本部長で茨城県医師会長の齋藤浩氏は「圧勝する」と発言した。その理由として、原中氏は現職の強みを強調したが、齋藤氏は会見後の取材で「瑕疵がなかった」ことを挙げる。果たして、会員たちはこれをどう「評価」するのだろうか。
  原中氏は会見で、民主党とのパイプについて、「各党にパイプがあり、一党に偏っていない」と話す。また、森氏が立候補の会見で原中氏を「政治に偏りすぎている」と批判したことについて、「私がどこに政治的な動きをしたか。担当役員が日医の意見を官僚や与野党の政治家に説明している。説明によって日医を理解してもらっている」と反論した。

 野田内閣や民主党への支持率が低下し、年内の総選挙の可能性も取り沙汰されている。政治の行方が混沌とする中、日医は「脱政治」を強めざるを得ないのだろう。 

 

2012年2月15日 16:26 | 医師会

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