インサイダー疑惑裏付ける寺島薬局株価情報が法廷に
イオンのドラッグストアグループ、グローウェルホールディングス(HD)を母体とするウエルシア関東による寺島薬局のTOB(株式公開買い付け)をめぐるインサイダー疑惑に新たな展開があった。
TOB完了後、「口封じ」と思われる解任に対し、元社長と元副社長が不当解任による損害賠償訴訟をさいたま地裁に起こしているが、11月17日に行われた裁判で原告からインサイダー疑惑に関連する資料が提出された。インサイダー疑惑を知る立場にある原告から関連資料が裁判所に提出されたのは初めてで、今後、疑惑解明に向けた動きが出てきそうだ。
提出された資料は、TOBが行われた2008年の寺島薬局の日々株価と売買実績の推移が分かるネットサイト公開情報。それによると、08年1~4月ごろは株価が700~800円台で、出来高は500~1000株で推移していたが、好材料がないにもかかわらず、5月以降出来高は4000~6000株と極端に動くようになった。さらに、TOB発表直前の9月2日には、株価は900円強、出来高は1万株と異常ともいえる株価高騰と取引量の急増大を示している。
最終的なTOB価格が1976円という異常な高額での買収を決定したウエルシア関東の経営陣に対する善管注意義務違反の疑いや、高値での売却を図ったといわれる当時の寺島薬局オーナー、寺島孝雄氏(現・顧問)側から情報が外部に漏えいされていた疑いが強まった。
2010年11月29日 17:34 | その他・イオン・ウエルシア関東・医薬品メーカー・寺島薬局・経済・グローウェルホールディングス


