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日医会長選、唐澤会長の足元で第4の候補浮上

 日本医師会(日医)の会長選は4月1日の投開票に向けヒートアップの度合いが高まってきた。ここに来て日医副会長の竹嶋康弘氏(前福岡県医師会会長)を「第4の候補」として担ぎ上げる構想が再浮上している。すでに名乗りを上げている3候補がいずれも決め手に欠けるためだ。
 唐澤祥人会長はいまだ政権与党・民主党といまだに接点を持つことができていない。当然のことながら求心力は低空飛行を続けるのみ。
 原中勝征・茨城県医師会長は、小沢一郎・民主党幹事長との関係こそ良好だが、「敵も多く、民主党内の評価は今一つ。日医内でも支持を固め切れていない」(地方医師会関係者)。
 2月14日の大阪府医師会会長選で酒井国男会長がまさかの敗北。酒井氏を後見役として頼りにしてきた森洋一京都府医師会長は「シナリオが大きく狂った」(前出の関係者)といわれる。
 日医の内部をよく知る事情通によると、「新たな候補擁立を模索しているのは唐沢支持層の一部」だという。唐澤氏は足元の東京都医師会もまとめきれず、分裂模様。「このままでは原中氏に敗れる可能性がある」との危機感が高まってきているからだ。
 東京の一部には早い段階から「唐澤会長-森副会長」案で調整に動いてきた形跡がある。だが、「森氏側が断った」(前出事情通)ため、代替案として「唐澤氏には降板を願う。森氏とも近い竹嶋氏を代わりに担ぎ、森氏は筆頭副会長として遇する」(同)プランが取りざたされている。
 最大のネックは現職である唐沢氏の出処進退。すんなり竹嶋氏に候補の座を明け渡すかは不透明だ。原中氏サイドも森陣営の取り込みに向け、巻き返しに動いていると見る向きもある。
 「何でもあり」と称される日医会長選。今後どんな「どんでん返し」が待ち受けているとも限らない。各陣営は当分、疑心暗鬼の日々を送ることになりそうだ。

2010年2月26日 19:47 | 医師会・医療

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